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2019'06.05 (Wed)

大切なものを守るためにできること


カナダから帰国してすぐに向かったのはこちら。

プロスノーボーダーのジェレミー・ジョーンズさんが立ち上げたスノースポーツの観点から雪を守るためのプロジェクト
【POW ❅Protect our winters】JAPAN主宰のシンポジウム。

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-雪を守る、白馬で滑り続ける-
地域を豊かにする山岳リゾートを目指して

わたし自身、北アルプスの自然や雪に魅了されたひとりです。そんなここ白馬の山々や自然、スノーボードから本当に沢山の大切なものことを与えられ今日までやってきました。
春夏秋冬の風を感じ、冬になると毎日雪山に足を運ぶ中で確実に感じる気候変動の大きな波は思っていた以上に深刻な状況になっていることに気が付きました。

たとえば、毎日乗るリフトやゴンドラ下の植生の変化。異常に成長していたり、もしくは全く伸びなくなってしまっていたり。絶えてしまった植物も。減ってきた虫たちも。動物も。
ここ何年かは前日との気温差が20度以上あるときも何度もありました。
今年は花粉症がすごく辛いなと思っていたらどうやらそれも気候変動の影響もあるようです。

地域のおじいさんおばあさんからは"おかしくなっちゃってる" なんて言葉も何度も聞くようにもなり。実際に感じるようになってきているのも受け止めなければならない事実ではないかと思います。

愛する雪や自然を守るために。
本当の意味での"豊かさ" そのためにできるアクションを先日のシンポジウムでは改めて考える機会となりました。
会場に集まった沢山の方々の真剣なまなざしには希望の光も感じました。

今、これから、じぶんたちに出来ることはなんだろうか?
本当に小さなことではありますができることから実践していっています。


「まずは減らすこと、そして循環可能な自然エネルギーにシフトしていくこと」


製造過程で莫大なエネルギーを要する、使い捨てのものよりもお気に入りのタンブラーや水筒持ち歩くようになったり。

そんなお気に入りのものを長く大切に使うようになったことで、旅の想い出やこれから先にまた想いを馳せる時間になんだかほっこりしたりするのは使い捨てのペットボトルやカップにはない幸せな時間でもあります。

車に頼りっきりだったけど、車に乗る回数を減らしてのんびり歩いてみたり。
自転車に乗るのもすごく良いし、皆んなでワイワイ乗り合って山に向かうのも環境に優しくなるうえにきっと楽しいな。


日常生活でのお買い物や様々な場面での選択を、簡易包装のものやより環境負荷の少ないものを選んでいったり。

難しく感じていたけれど、家の電気や会社の電気を循環型の自然エネルギーの電力会社のものを選ぶことも出来るかもしれない。

その土地の風土を活かした自然エネルギーはなんだろう?


今まで漠然としか知らなかったことをまた少し知ることが出来たことはこれから先の大きな一歩だと感じています。

シンポジウムの前日まではカナダBC州に居ました。カナダで幾度となく感じたのは、気候変動への対策や大切な環境資源を守るために国や地域、行政が適切にコントロールしているところ。

そして町の人みんながその土地を愛し、大切なものを守るためにそれらを支持している姿に はっとさせられました。

町を走るバスは石油燃料ではなく循環型のエネルギーを使用したバス。
ムダなごみを減らすために徹底した量り売りだったり、一見イケイケにみえる若い人も皆んなお買い物はマイバッグ持参だったり。他にもたくさん。

"意志を示すこと"
"声を上げること"
"できることからアクションを起こしていくこと"
"今この状況を変えていくためには皆んなで協力していくこと"

そんなルークさんのお言葉も胸に響きました。


もうひとつ大切なのはあの場で学んだことや普段から感じていることを家族やパートナー、友だち、、目の前のひとに、隣のひとに話してみること。
伝えてみること。 繋げていくこと。

環境に対して全く無関心のひともいるかもしれない。
だったら、最高に気持ちが良い自然豊かな場所へや楽しい時間や良い時間を教えてあげるのもじぶんに出来ることのひとつ。 私はこのことにも情熱を注いでいます。


みんなの一歩は大きな一歩だと信じてる。

これから先の未来へと素晴らしい景色と雪を残していくために。
愛するこの山々と雪のうえで滑り続けるために。
微力ながらいちスノーボーダーとしての恩返しの気持ちを込めてこれからも学びながら出来ることから一歩ずつ進んでいこう!と思います。

未来を創るのはやっぱり、わたしたちなのかも。



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13:25  |  加藤彩也香  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

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